月刊「計装」の工業技術社は工業計測分野の
技術誌・専門図書を発行している出版社です。
月刊「計装」を発行して以来、65年、創刊800号を迎えました。
INSTRUMENTATION
CONTROL
ENGINEERING
お知らせ
最新号の紹介
今月の月刊「計装」 【2月号】
バッチプラントDX化への着眼点とアイデア
多品種少量・変量生産の代名詞ともいえるバッチプラントは,高機能材や医薬品,食・飲料など付加価値の高い製品製造を担っています。このため工程変更や起動/停止操作,スケジューリング,銘柄/レシピ管理といったバッチ特有の運用課題をいかに改善し最適化していくか,革新的な取り組みが模索されています。そうした中で近年のIoT,先進デジタル化,AIなどの新たなキーテクノロジーの台頭は,課題の改善・革新への機運を一段と加速させるとともに,新たな業務改革への可能性も拓こうとしています。
そこでこの企画では,これからのバッチプラントのDX化の観点から,いかに進めていく必要があるのか,新たな着眼点や着想,現場に根ざしたアイデアなどを取り上げます。そして,高度な運転オペレーションや生産/品質管理,製造/業務の改善などバッチプラントスマート化へのアプローチ法を探ります。。
【雑誌コード 03555-2】
来月の月刊「計装」 【3月号】
これからのMESの役割と機能
~現場適応の考え方・進め方
膨大なデータを目的に合わせていかに的確に収集・処理・抽出して有用情報として効果的に運用していくか―,近年の大きな命題と言えます。そのため操業改善や競争力強化へ向けてDX化やIIoT化などが進み始めていますが,製造実行システムであるMESの役割にも注目する必要があります。MESは生産計画をダウンロードし,現場からの情報をフィードバックするプラント運転操業の最適化を担う中核システムです。それゆえ,今後一層求められる各部門の情報の連携や共有化,あるいは検索・参照のための仕組みづくりにおいてMESの機能の拡充は重要な要件と言えます。
そこでこの企画では,製造革新へと向かうプラント/工場のこれからのあり方を考える上で要素となるMESの動向を取り上げます。クラウド型やオンプレミス型など多様なニーズに対応する機能を有したMESが,生産現場の特性にいかに適応し,何が実現できるのか,システムソリューョンを通して進展方向を探ります。
【雑誌コード 03555-3】
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おすすめの書籍
計装エンジニアのための コントロールバルブ
本書は、知る人ぞ知るコントロールバルブのボーマンが、豊富なバルブセールスで得た知見のもと、ユーザの計装エンジニアへの助言をふんだんに盛り込んだコントロールバルブを本質から理解するための解説書です。
世界の、日本のフィールドはフィールドバス時代を前にして大きく変わろうとしています。その中にあってコントロールバルブの果たす役割は、さらに計装寄りになり、従来のコントロールバルブの機能を超えたものへと発展していくでしょう。それを実現していくのは、少なくとも必要とする付加機能を提案していく役割を担うのは、プロセスをよく知ったユーザサイドの計装エンジニアです。
その意味で本書は、これからの計装エンジニアリングの手引き書でもあります。