月刊「計装」の工業技術社は工業計測分野の
技術誌・専門図書を発行している出版社です。
月刊「計装」を発行して以来、65年、創刊800号を迎えました。
INSTRUMENTATION
CONTROL
ENGINEERING
お知らせ
最新号の紹介
今月の月刊「計装」 【12月号】
安定・安全操業へのスマート計装の新たな潮流(Part 3)
「人・設備・情報」の融合―これは製造業において大きな命題として従来から標榜されてきました。そして今日,サステナビリティ推進とともに製造革新時代を迎え,新たなモノづくりの近未来ビジョンをどう描いていくのか,岐路にあると言えます。 一方,生産現場に視点を向けると,プロセスや運転,保全,品質といった分野の多様なデータを活用した,柔軟で競争力を有した生産システムの構築に向けた取り組みが進められて来ました。しかし,熟練技術者や現場スキルを備えた人員の減少傾向が続く近年の状況下で,いかに安定・安全操業を維持・向上させていくのか,従前からの意識改革やより具体的な効果的手法の開発・導入が強く求められています。
そこで本年5月号から「スマート計装」をキーワードに新シリーズ企画を開始しました。本号はそのPart 3になります。フィールドで培われてきた現場力や斬新な着想,そして先駆的なデジタルソリューションを含めて,工場革新に向けて新たな価値や効果を生み出すスマート計装(システム/機器,他)を対象に,今後のトレンドや支援技術,実践技法などを紹介します。
【雑誌コード 03555-12】
来月の月刊「計装」 【1月号】
新春特集
SDGsからみた生産システムの近未来像
環境問題や気候変動対策,産業振興,安全,人権問題など,先進国が取り組むべき多岐にわたる課題がグローバルな観点からクローズアップされています。それは,2030年までの“持続可能な開発目標”「SDGs:Sustainable Development Goals」として標榜され,各方面で多様な取り組みが始まっています。SDGsを製造業の立場から捉えると,安定・安全操業の維持・向上とともに,環境保全に配慮した柔軟で競争力を有した生産システムをいかに構築していくか,そして製造革新により新たな価値や効果をどのように創造していくかが重要になります。
そこで本号では,新春特集としてSDGsを製造業との関連の中で捉え,その視点から今後の展開を考えます。熟練技術者や現場スキルを備えた人員の減少傾向などが続く近年の状況下で,製造現場や生産システムにはどのようなイノベーションが求められるのか,またいかに意識改革を進める必要があるのか,多方面からの視点・論点を交え近未来像に迫ります。
【雑誌コード 03555-1】
スマホでQRコードを読み込んでください。
おすすめの書籍
計装エンジニアのための コントロールバルブ
本書は、知る人ぞ知るコントロールバルブのボーマンが、豊富なバルブセールスで得た知見のもと、ユーザの計装エンジニアへの助言をふんだんに盛り込んだコントロールバルブを本質から理解するための解説書です。
世界の、日本のフィールドはフィールドバス時代を前にして大きく変わろうとしています。その中にあってコントロールバルブの果たす役割は、さらに計装寄りになり、従来のコントロールバルブの機能を超えたものへと発展していくでしょう。それを実現していくのは、少なくとも必要とする付加機能を提案していく役割を担うのは、プロセスをよく知ったユーザサイドの計装エンジニアです。
その意味で本書は、これからの計装エンジニアリングの手引き書でもあります。