月刊「計装」の工業技術社は工業計測分野の
技術誌・専門図書を発行している出版社です。
月刊「計装」を発行して以来、65年、創刊800号を迎えました。
INSTRUMENTATION
CONTROL
ENGINEERING
お知らせ
最新号の紹介
今月の月刊「計装」 【1月号】
新春特集
SDGsからみた生産システムの近未来像
環境問題や気候変動対策,産業振興,安全,人権問題など,先進国が取り組むべき多岐にわたる課題がグローバルな観点からクローズアップされています。それは,2030年までの“持続可能な開発目標”「SDGs:Sustainable Development Goals」として標榜され,各方面で多様な取り組みが始まっています。SDGsを製造業の立場から捉えると,安定・安全操業の維持・向上とともに,環境保全に配慮した柔軟で競争力を有した生産システムをいかに構築していくか,そして製造革新により新たな価値や効果をどのように創造していくかが重要になります。
そこで本号では,新春特集としてSDGsを製造業との関連の中で捉え,その視点から今後の展開を考えます。熟練技術者や現場スキルを備えた人員の減少傾向などが続く近年の状況下で,製造現場や生産システムにはどのようなイノベーションが求められるのか,またいかに意識改革を進める必要があるのか,多方面からの視点・論点を交え近未来像に迫ります。
【雑誌コード 03555-1】
来月の月刊「計装」 【2月号】
バッチプラントDX化への着眼点とアイデア
多品種少量・変量生産の代名詞ともいえるバッチプラントは,高機能材や医薬品,食・飲料など付加価値の高い製品製造を担っています。このため工程変更や起動/停止操作,スケジューリング,銘柄/レシピ管理といったバッチ特有の運用課題をいかに改善し最適化していくか,革新的な取り組みが模索されています。そうした中で近年のIoT,先進デジタル化,AIなどの新たなキーテクノロジーの台頭は,課題の改善・革新への機運を一段と加速させるとともに,新たな業務改革への可能性も拓こうとしています。
そこでこの企画では,これからのバッチプラントのDX化の観点から,いかに進めていく必要があるのか,新たな着眼点や着想,現場に根ざしたアイデアなどを取り上げます。そして,高度な運転オペレーションや生産/品質管理,製造/業務の改善などバッチプラントスマート化へのアプローチ法を探ります。
【雑誌コード 03555-2】
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おすすめの書籍
計装エンジニアのための コントロールバルブ
本書は、知る人ぞ知るコントロールバルブのボーマンが、豊富なバルブセールスで得た知見のもと、ユーザの計装エンジニアへの助言をふんだんに盛り込んだコントロールバルブを本質から理解するための解説書です。
世界の、日本のフィールドはフィールドバス時代を前にして大きく変わろうとしています。その中にあってコントロールバルブの果たす役割は、さらに計装寄りになり、従来のコントロールバルブの機能を超えたものへと発展していくでしょう。それを実現していくのは、少なくとも必要とする付加機能を提案していく役割を担うのは、プロセスをよく知ったユーザサイドの計装エンジニアです。
その意味で本書は、これからの計装エンジニアリングの手引き書でもあります。